Winny

安倍官房長官は「情報漏えいを防ぐもっとも確実な対策は、パソコンでWinnyを使わないこと。」と仰ってますが、無茶ですね。これは「高速道路での交通事故を防ぐもっとも確実な対策は、高速道路を使わないこと。」と言っているようなものです。そこにWinnyがあって、それ自体が違法でないならば、使わないことを前提とするのはオカシイ。
さらに、本当の意味で『もっとも確実な対策』は「情報漏えいを防ぐもっとも確実な対策は、パソコンを使わないこと。」ってことになっちまいます。
高速・大容量通信網が『存在している』現状を鑑みれば、現行の著作権法を根底から見直さなければ本当の対策はあり得ないでしょうね。Winnyみたいに、めったやたらに情報をブリ撒くんじゃなくて、サーバーとのやりとりが基本であるようなものにすれば、少なくとも情報の拡散は防ぎやすい。この方式は現行の著作権法の問題から潰れちゃったんでしょ? やっぱ見直さないと。
【高速・大容量通信網】は【情報の共有】を意味しています。著作権法で【利益】を守るのは【情報の共有】と相反するものです。そろそろ【利益】を守るのは諦めて、【名誉】のみを守るように著作権法を変える時期なのかもしれません。