だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

Fukushima

現在「Fukushima」という単語(地名)が本邦以外においてどの様に受け止められているかご存じだろうか。本邦における「チェルノブイリ」と同等、「スリーマイル」以上の意味である。そして、旧ソ連や米国と異なり、本邦は狭く小さな島国である。チェルノブイリによる汚染地域は一般に半径300 kmと言われているが、実際には100 km以内でもあまり汚染されていない所もあれば、600 kmでもかなり汚染されている所もある。これは地形や気象条件等に依存しているものなので、単純に本邦に当てはめることはできないが、無理矢理チェルノブイリの汚染地域を本邦に当てはめると、ほぼ日本全土と言っても良いくらいになる。本邦を詳しくは理解していない諸外国の方々から見れば、Fukushima=Nipponであり、本邦全土が汚染されるかも知れない/汚染されていると捉えられてしまう。ましてや、福島県全域など世界地図上で見ればほんの狭い地域。実際には、海沿いの「浜通り」新幹線沿いの「中通り」さらに内陸の「会津」は別な県と言っても良いほどの時間距離がある。(明治以前には別な藩だったりしたし)


さて、以下の記事である。
西田敏行、テレビで激怒し絶叫「本当に本当に腹が立つ」
敢えて下に全文引用しておくが、彼の気持ちはわからなくはない。しかし、客観的に見れば「Fukushima」は純粋な被害者ではない。法律等には余り詳しくないが、立地市町村(Fukushimaの場合は町か)議会はもちろんのこと、知事や県議会のO.K.も必要なのではないか。彼らは有権者によって選ばれている現実からすれば、Fukushimaの有権者は間違いなく加害者側である。純粋な被害者であるかのような発言はおかしい。
現在稼働中・停止中・あるいは建設中の原子力関連施設を抱える市町村民・県民の方々は、目先の金にのみ注目するのではなく、自らがこのような大災害(地震津波ではないですよ)の加害者になりうること、そしてなったときその責任をどう取るのかと言うことを考えていただきたい。


 人間味あふれる演技で知られるベテラン俳優の西田敏行(63)が激怒している。
 NHKをはじめ各局のニュースで、見た方も多いだろう。今月2日、西田は故郷の福島県郡山市のスーパーで県産の野菜やイチゴ、キュウリなどを食べて安全性のアピールにひと役買った。このとき涙に目を潤ませながら、「美しい福島を汚したのは誰だ! 誰が福島をこんなにしたんだ! 本当に本当に腹が立つ。福島はどんなことがあっても負けねぇぞ!」と絶叫した
 大震災以降、仕事の合間をぬって、政府の対応や風評被害を訴えている。
 4日には早朝からTBS系「みのもんたの朝ズバッ!」に生出演。福島第1原発事故の影響で、福島県産の牛肉について不安を煽るような不確定な発表が行われ、撤回・修正された。これには、「あきれて物が言えないですよ。風評被害というのは、一度立っちゃうと、払拭するまでものすごい時間がかかっちゃう」と怒り心頭。
 同じ日の朝日新聞朝刊では、「我慢強い人が多い福島ですけど、今度だけは、ね。東京電力原発を進めてきた政治家たちに怒りの声を張り上げたい」と心境を寄せた。
 西田の尋常ではない怒りに、驚いたのは仕事上で付き合いのある映画関係者。「西田さんは、会見やPRイベントではリップサービスやファンへの気配りを忘れない細やかさで知られている。ふだんは見せない素顔です。でも実際は、仕事に厳しく、妥協は許さない性格。ふるさとを汚された憤りから、ほとんど表面には出さない、厳しい性格の部分が思わず出てしまったのでしょう」と話す。
 西田といえば、終了した主演映画の「釣りバカ日誌シリーズ」はじめ、映画やドラマで長年、重要な役を演じ続けている、屈指の芸達者。
 「演技に妥協はない。相手が超大物であっても臆せず自分をぶつけていくからこそ、観客も納得する。仕事ができない役者には愛のムチもふるう、と聞く。生まれ持っての熱血漢なんです」(ベテラン演劇評論家)
 会見でも心が伝わってこない菅首相は、西田の叫びをどう聞くか。