だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

社民 “脱原発”へ行動計画

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110523/k10013042441000.html

5月23日 4時51分

社民党は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、2020年までに国内のすべての原子力発電所を廃止し、2050年には、すべての電力供給を自然エネルギーで賄える体制の実現を目指すとした行動計画をまとめました。

脱原発」政策を掲げる社民党は、福島第一原子力発電所の事故を受けて、原子力に頼らないエネルギー政策への転換を目指して、行動計画をまとめました。それによりますと、国内にある54基の原発には、地震津波によって被害を受ける危険性のあるものや、耐用年数の40年を超えた古い原子炉もあるとして、最終的には、すべての原発を2020年までの今後9年間に廃止する必要があるとしています。そして、電力会社の発電部門と送電部門の分離による電力の自由化などを通じて、太陽光や水力など自然エネルギーの導入の拡大を図り、2050年には国内のすべての電力供給を自然エネルギーで賄う体制を目指すとしています。一方で、原発の廃止に伴う自然エネルギーへの切り替えが実現するまでの間、不足する電力は、火力発電や水力発電など既存の発電施設を最大限稼働すれば、十分、賄えるとしています。社民党は、近く政府に対し、こうした計画の実現を求める方針です。

2020年までに原発止めるってのはできるでしょう。っつぅか、もっと早くても大丈夫でしょう。現状およびこれから増える電力消費のことまで考えれば、2020年はまぁ妥当な辺りかな。
でも、2050年までに自然エネルギーで全て賄えるかってぇと、無理。消費電力量的にはイケルんだろうけど、需給バランスと言うか需要の変動に対応する供給体制って意味では今のところ非常に難しい。火力、それも天然ガス火力は変動に対応するために暫くの間は残さざるを得ないでしょう。
例えば、風力は風が吹かなければ発電できないし太陽光は昼間しか発電できない。曇りや雨では発電量は落ちる。が、需要は風や天気とLinkしてる訳ではありませんのでね。揚水発電所という非常に効率の悪い『電池』をフル活用しても、難しいだろうなぁ。
化石燃料からの脱却は、電力需要の平均化を社会全体で進めていかないと。需要が増える夏の昼間は、大口需要者に輪番で休んでいただく、とか。『夏の甲子園』は止めて、電力需要が少ない時期にずらす、とか。さらには小口の発電、各家庭やビルの屋上に太陽光パネル載せまくるとか、団地一棟分を賄う程度のバイオマス発電を沢山作るとか。
水力は作れるところが限られているのでメインとしては考慮しないとして。現状のように巨大火力・原子力でほぼ全てを賄おうって発想は捨てないとダメだね。太陽光もそうだけど、バイオマスなんか巨大にしようとすると破綻しちゃうから、小口を需要に合わせて沢山作るってことにしないと。
火力・原子力なんかは巨大な方が、っつぅか巨大じゃないと効率悪くてお話しにならないけど、太陽光やバイオマスはねぇ。現状と置き換えるってんじゃなくて、長所を生かしたSystemを構築ってことにしないと。
いずれにしても、化石燃料が枯渇する、あるいは高騰する前にそれに頼らないSystemを作り上げることが必要だ。そして、そのためにも発送電分離は不可避だな。