だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

一極集中で首都移転が話題になるのは日本だけ

大前研一氏「一極集中で首都移転が話題になるのは日本だけ」
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_postseven__20110625_47/story/postseven_23766/

 東日本大震災を機に、首都機能移転構想が浮上している。しかし、大前研一氏はこの構想を「地元にカネが落ちるイベントと公共事業の土建工事が欲しいだけ」とばっさり切り捨て、こう語る。
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 そもそも世界を見渡せば、一極集中の解消や緩和を目的とした首都移転の例はない。人工的に首都を建設したのは、多くの場合、首都の座を巡って複数の都市が対立したときである。
 たとえば、オーストラリアは1901年にイギリスから独立した時、シドニーメルボルンが激しい首都争いを繰り広げて収拾がつかなくなり、妥協の産物として2都市のほぼ中間地点にキャンベラを建設した。しかしキャンベラは、東京で言えば永田町と霞が関だけで構成された潤いのない殺伐とした街なので、みんな週末は自分の地元に戻ってしまう。
 カナダも同様だ。首都の決定を巡って英語圏トロントキングストン、フランス語圏のモントリオールケベック・シティの4都市が激しく競い合い、結局、1858年にビクトリア女王の独断で英仏両勢力のほぼ境界に位置するオタワが選定された。
 ロンドンやパリ、バンコクジャカルタなどは東京以上に極端な一極集中だが、遷都や分都の議論は寡聞にして知らない。一極集中を理由とした首都移転が話題になるのは、世界でも日本だけの現象なのである。
週刊ポスト2011年7月1日号

この男、相も変わらぬ馬鹿ぶり全開だな。「日本だけ」だからなんなのだ。それを示さなければ何の意味もないだろう。
東京23区の人口密度は14,389人/km²(2011年3月1日現在)。都心の区は、主に中心業務地区に利用されているため、居住地が少なく人口も少ないにも関わらず、この値である。また、埋め立て地も広く、巨大地震が来れば液状化は避けられない。通勤圏は隣接県のみならず北関東から静岡まで。通勤・通学時間が1時間ならマシな方で、Door to Doorで2時間以上も珍しくはない。高架軌道・道路は言うに及ばず、地下軌道・道路も長距離に及ぶ。のみならず、ヒートアイランド現象によるゲリラ豪雨に対処するために、巨大地下溜池まで存在している。地下構造物の建設費は、地上構造物に比して莫大なのだ。地上にしても、建設・維持にエネルギーを浪費する高層建築が林立している。こんな非効率でアンチエコロジーな都市を放置しておいていいことは一つもない。
東京こそ、「公共事業の土建工事が欲しいだけ」だろ。