だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

カメラの未来

デジカメinfoによると2011年のレンズ交換式ミラーレス機の販売構成比は35%に達する見込みらしい。

カメラというのはαショック以前から成熟市場である。基本的には代替え市場しか見込めない。カメラ一台・家三軒分なんて時代ではないのだ。時にエポックメーキングなSystemの出現によって大きく販売を伸ばす。例えば、AF化、レンズ付きFilm、デジタル化など。APS Filmカメラも同様な狙いだったが、イマイチ失敗した。業界が儲けるために企画したAPSは成功しない運命だったとも言える。また、レンジファインダーから一眼レフへの変化もこれには相当しない。早すぎたのだ。当時は未だ成熟市場ではなかった。
さて、ミラレスへの変化を考えよう。メーカーには色んな思惑があった/あるのだろうが、それらは無視しよう。基本的には、ペンタプリズムとクイックリターンミラーが無いことによる小型軽量化および安価あるいは利益の増加なのだろう。意地悪な見方をすれば、メーカーが面倒なプリズムやミラーから逃げたともと言えるが。
プロではないアマにとって、カメラは飽くまで趣味のものだから覗いていて気分の良い等の利点があるOVFはなくならないということもあるかもしれない。が、将来的には消え去る運命だろう。それはEVFの進化に依存している。そして、そう遠くない将来にそれは達成されるだろう。できればその時には背面モニターの無いことがデフォルトであって欲しいものだが、それは別な話。
ただし、現状のミラーレスは中途半端である。ミラーレスとフォーカルプレーンシャッターの組み合わせは不自然だ。常にシャッターが開いていることを要求するミラレスにおいて基本閉まっているフォーカルプレーンシャッターはそぐわない。レンズシャッター形式のアレか電子シャッターでなければミラレスの利点は生かし切れない。
ミラレスにはリファインされるべき点も残されてはいるが、現状でも一眼レフのエントリー機に置き換わるだけの性能は十分に備えている。近い将来、ペンタミラー機はミラレスに勝る点は無いので、置き換わるだろう。ペンタプリズムだとて運命は変わらないだろう。置き換わるまでの時間が異なるだけ。


さて、別な視点から考えてみよう。OVFか背面かと考えるとき、ケータイカメラで育った世代に置き換わればVFなんぞ需要がなくなる、という意見がある。シルバーAgeになればVFは必須なのだが、それはここで忘れよう。さて、技術革新はきっとケータイカメラの画質を予想し得ないレベルまで押し上げることだろう。撮像素子のサイズに依存する物理的な限界など認識不可能、或いは認識する必要がないレベルにまで高性能化するに違いない。そうなると、一眼レフだろうがミラレスだろうが必要なくなることだろう。ケータイ、あるいは他の何かに【ついでに】内蔵されているカメラで十二分に事足りてしまう。進歩とはそういうものである。さて、そうなるとカメラメーカーの舵取りというのは非常に微妙で難しいものであることに気づくだろう。小型軽量で簡単手軽なんてことばかり追っていると、ケータイに侵略・占領されてしまう。そうなったら、カメラメーカーは存在し得なくなる。ミラレスとか4/3とかAPS-Cとか、中途半端なものは過渡的なものはさっさと見切りをつけて、大きな撮像素子と使うことに喜びを感じるような、ある意味非常に非生産的な方向に持っていくしかないのではなかろうか。


なんか中途半端だけど、飽きたからいいや www