サラダとか生野菜とか好きではなかった。いや、むしろ、積極的に“嫌い”だった。それが、いつの頃からか“好き”になっていた。所謂『経時変化』の類だろうと思っていた。だが、しかし、違ったのだ。かつて、我が家では、あるいは外食の際にも、生野菜系と言えば『刻みキャベツ』と『スライス胡瓜』が定番であった。本日、久し振りにそれらを食した。やっぱ不味かった。分析するに、生野菜が嫌いなのではなく、刻みキャベツとスライス胡瓜が嫌いだったのだ。で、サラダがバラエティ豊かになったために嫌いではなくなった、と。私の好みの『経時変化』と言うよりは、食材の『経時変化』だったか。まさに「目から鱗」であった。