だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

解析速度の向上について

昨日のChunさんのコメントにInspireされて、ちょっとした計算をしてみました。
RC5はこれまでRC5-56, RC5-64, RC5-72の三種類が行われてきたようです。

Project	Days	Percent	if 100%
RC5-56		  193	36.533	  523
RC5-64		1,725	82.770	 2081
RC5-64(all)	1,800	89.132	 2020
RC5-72		2,254	 0.566	398234

それぞれのProjectでKeyが見つかるまでの日数と、見つかった時どれだけのKey Spaceが探索されたのか、の表です。
最後の数字は、見つかるまでのkey rateで100%のkey spaceを探索した場合にかかったであろう日数です。
RC5-64は、記憶によれば、報告が遅れてしまい、見つかった後も探索が続けられたので、そこまで含めたのがRC5-64(all)で示されていると思います。
RC5-72については、現在(2009-2-2)までの途中経過です。
Chunさんのご指摘の通り、RC5-56にくらべてRC5-64は8 bit長いですから、256倍のkey space(でいいのかな?)になります。
ってことで、RC5-64の場合には、100% completeするまでに、RC5-56のままの解析速度であれば、
523日 × 256 = 133888日
かかったはずです。ですが、実際には(allの方では) 2020日で済んでいます。
と言うことは、平均速度が、
133888日 ÷ 2020日 = 66.281188118811881188118811881188
66.3倍になっています。
一方、RC5-64(all)の速度をそのままRC5-72に適用しますと、
2020日 × 256 = 517120
となります。
これを、現在のRC5-72と比較しますと
517129日 ÷ 398234日 = 1.2985330232978600521301546327034
にしかなりません。
56 => 64への速度向上がそのまま適用されれば、
517129日 ÷ 66.3 = 7799.8340874811463046757164404223
となり、7800日で100%終わるはずです。
さらには、64より72の方が長い期間を要する(要している)ことを考慮すれば、速度の向上は66.3倍を軽く凌駕していなければなりません。
しかるに、たった1.3倍程度にしかなっていないという現実は、これもChunさんが指摘しておられるように、参加者の減少が原因なのでしょう。
参加人数をこことかここで見てみると、


There have been 16,738 participants since the beginning of this project.
4,259 of them were active yesterday and of those, 120 were brand-new participants.


There have been 327,856 participants since the beginning of this project.
15,578 of them were active yesterday and of those, 3 were brand-new participants.


There have been 331,464 participants since the beginning of this project.
25,739 of them were active yesterday and of those, 26 were brand-new participants.


There have been 79,358 participants since the beginning of this project.
3,879 of them were active yesterday and of those, 4 were brand-new participants.

RC5-56からRC5-64へは、知名度の上昇に伴ったであろう参加者の増加がありました。
しかし、RC5-72へは、知名度がさらに上昇したであろうにも関わらず、のべ参加者で1/4以下、昨日activeだったparticipantsも1/6.6に過ぎません。

やはり、GPGPUによるあらゆる意味での活性化が望まれますね。