だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

福島第1原発3号機、冷却機能失われる

ここ
枝野長官は、露出により「炉心の一部が変形する可能性は否定できない」としたが、全体が大規模な炉心溶融メルトダウン)にいたる状況にはない、と強調した
文系の枝野がどの程度臨界について理解しているか怪しいものではある。原保院辺りの言葉を口移しなんだろうな。
臨界(連鎖的核分裂反応が進む閾値)ってのは、単純に“量”と“形状”に依存する。核燃料は、ペレット状にされて金属(Zrとか)のパイプ(被覆管)に挿入されている。つまり細長く配置されている。これ一本では臨界に達しない。これを多数組み合わせ、その燃料棒の間に制御棒と言われる中性子吸収断面積の大きな元素(BとかHfとかか?)を出し入れして、中性子の量を調節しながら臨界を適切に制御して発電を行っている。現状では、制御棒が全て挿入されたスクラムと言われる状態になっている。
臨界は起こっていないが、核反応生成物はしばらくの間発熱状態にあるので、冷却しなければならない。そのための最終(?)手段としてECCS(Emergency Core Cooling System)があり、これがあるから安全だと高らかに宣伝していた。しかし、このECCSが作動しないのだ。
加熱が進むとどうなるか。
核燃料(U、Moxの場合はPuも)が融ける。融けた核燃料がパイプから出て、残った冷却水に触れると水蒸気爆発が起こる。水蒸気爆発ってのは、急激に沸騰するって感じ。これにより、核燃料は大量に散布される。
あるいは、融けた大量の核燃料が流れ出ると、炉の下部に貯まる。そこには中性子を吸収するものは燃料間にないので、一定量を超えれば、再び臨界状態となる。大量の熱が放出され、おそらく水蒸気爆発によって・・・


被覆管が破れて核燃料が出てこなければ、まぁたいしたことはない。
何れにしても、情報が少ないよなぁ。
出し惜しみしてるんじゃねーの?