遠近“感”って、距離“感”とでも言った方がいいのかな?
日本語的には遠近感と距離感は違う意味なんですが、撮影者Aから見て相対的に近くにある物体Bと相対的に遠くにある物体Cがどれくらい離れて見えるか、つまりBに対しCがどれだけ遠くにあるように感じられるかってことなのかなぁ、と。
となると、距離の差だけではなく、BにFocusしたときにCがどれだけBokehるかってことも距離感に関わってきますね。
空気遠近法では、遠くにあるものほど霞ませて描くわけですので、霞むとBokehるは厳密には異なるでしょうが、概ね近い感覚なのだろうなぁ、と。
となると、
- AからのBおよびCへの距離の比をできるだけ大きくする
- 被写界深度をできるだけ浅く
ってことが遠近感の演出に効いてくる、と。
Bのサイズを一定にしようとすると、1については短焦点が、2については長焦点が、ってことになる。
1,2いずれについても、AはできるだけBに接近するってのが効果的ですね。
やはり撮像素子のフォーマットは大きい方が、相対的にBokehが大きくなるので、遠近感の演出には有利ってことか・・・
逆に、パンフォーカスには小さな撮像素子が向く、か。
APS-C専用の24 mm(35 mm相当)や18 mm(24 mm相当)の小型で軽い短焦点がスナップ向きかな。こんなLens達とOVFなレンジファインダーっぽいBodyがでないかな。EVFがもう少し進歩して、現状のような気持ち悪いファインダーではなく、気分の良いファインダーになればそれでも良いんですけどね。
あっ、内蔵ストロボは絶対要りませんから。背面液晶もなくていいです。