だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

シグマのMacro

AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDでマクロ(Micro)に目覚めた、とまで言っては言い過ぎだが、最短撮影距離に(実質的に)制限されないというのは非常に楽しい。F2.8なら暗いと言うほどではないので、重いのと長いのを我慢すれば、非常に気に入った。
ということで、ツグマのMacroについてもGANREFってみた。50, 70, 105の3本。150とかはイラナイ。
まずはMACRO 50mm F2.8 EX DG。

中央はなかなか良い。F5.6でほぼ1.1。開放でも1.2ちょい。F11以降は悪化するが、その分周辺まで均一。逆に開放からF5.6までは中央と周辺の乖離が激しい。
次はMACRO 70mm F2.8 EX DG。

このLensも開放では中央よりも周辺がよい。F4で若干悪化するが、一番良いF5.6と開放がほぼ一致している。ただし値は約1.3であり、特筆すべき数値とも思えない。F22まで絞ると回折の悪影響が大きいが、F4以上では中央から周辺までほぼ一致していてバランスがよさそう。
最後にMACRO 105mm F2.8 EX DG。

すでにHSM化された新製品が発表されているが、震災の影響もあり発売はいつになることやら。開放では甘いようだ。F5.6まで絞ると1.2を切る値になる。絞りすぎれば回折の悪影響が出るのは同様。当たり前のことなのではあるが。全体的に中央と周辺のバランスは良さそうだ。


数値から見ると、50, 105, 70の順になる。70が「キレまくる」とか「カミソリ」とか言われているのだが、50や105のほうが良くね? 開放で比べても、105よりは良いが50には劣っている。ただし、70の開放は周辺が特に素晴らしい。50の開放は中央しか良くない。測定値ってのが当てにならないのか、評判とはこんなものなのか、よう判らん。
文献複写をしようと言うわけでも無し、主題は概ね中心に持ってくるものだとすれば、50のような特性はむしろ歓迎すべきなのかも知れない。となると、選ぶべきは50? しかし、これ以上標準増やしてどうする? マクロとしは小さいとは言え、320 gは1.8Gの185 gと比較すれば1.7倍以上。(あっ、NOKTONと同じか。じゃ、アリかも。でもねぇ・・・) となると、選択すべきは105なのかも知れない。105って慣れ親しんだ画角でもあるしね。