だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDでGANREFとデジカメinfoを比べてみる

デジカメinfoでAF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDに関する記事を探してみたら、二つほどありました。
2008/09/06

AF-S Macro NIKKOR 60mm F2.8G EDは色収差が大きいのが弱点
photozoneにニコンの新型マクロレンズAF-S 60mm F2.8G EDのレビューが掲載されています。
・ Micro-Nikkor AF-S 60mm f/2.8 G ED N - Review / Test Report
歪曲は0.07%と非常に少なく、歪曲なしとみなすことができる
フルサイズ用のレンズだが、APS-CでもF2.8では中程度(0.59EV)の周辺光量落ちがある。F4まで絞ると気にならないレベルになる
解像力は中央は開放から"最高(Excellent)"レベルだが、絞ってもほどんと向上しない。周辺部は開放ではやや落ちて"とても良い(Very Good)"レベルだが、中程度まで絞ると"最高(Excellent)"レベルに向上する
色収差は旧型(AF-D 60mm Macro)でとても高い値で驚かされたが、新設計にもかかわらず、AF-S 60mm Macroは、悲しいことに色収差については向上していない。
色収差のピークは1.4px(F4)で、1ピクセル以下にするにはF8以上に絞る必要がある
ボケはとてもスムーズで9枚の絞り羽根のおかげでF11まで絞っても良好
ナノクリスタルコートを採用したニコンの最新マクロレンズですが、思っていたよりは普通の性能です(^^; とはいえ、解像力は開放から十分に高くボケ味も良好なので、色収差が大きいこと以外は特に問題がなく、優秀なレンズと言ってよさそうです。
2008年9月 6日

2008/09/28

ニコン AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G EDは期待通りの性能
PopPhotoにニコンのAF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G EDのテスト記事が掲載されています。
Nikon 60mm f/2.8G ED AF-S Micro-Nikkor: Lens Test
テストの結果は期待通りに最高(Excellent)レンジ内によく収まっていて、旧型の60mm F2.8より改善している
歪曲は、無限遠でもマクロ域でも気が付かないほどのわずかなタル型(0.05%)で、これを超えるのは難しい
周辺光量落ちはF4でも四隅に残るが、マクロ域では周辺光量落ちは見られない
DXフォーマットのボディでは90mm相当になりポートレートにもよい
最新のマクロレンズだけあって、テスト結果は非常に優秀ですね。キヤノンのEF-S 60mm F2.8はAPS-C専用なので、キヤノンユーザーの管理人としては、フルサイズでも使えるこのレンズがうらやましいです。

それぞれphotozonePopPhotoの記事です。
GANREFのシャープネスを再掲します。

解像度に関する部分だけ比較してみましょう。

  1. 解像力は中央は開放から"最高(Excellent)"レベルだが、絞ってもほどんと向上しない。周辺部は開放ではやや落ちて"とても良い(Very Good)"レベルだが、中程度まで絞ると"最高(Excellent)"レベルに向上する
  2. テストの結果は期待通りに最高(Excellent)レンジ内によく収まっていて、旧型の60mm F2.8より改善している

1 (photozone)の「中央は開放から最高レベルだが、絞ってもほどんと向上しない」という点はGANREFのグラフとあっています。絞りすぎると回折の悪影響が出るのは当然ですから、その点は無視したのでしょう。しかし、周辺部に関しては逆に近いコメントです。GANREFのグラフにおいては、周辺部は開放で最も良くF4でやや落ち、F5.6 - F8で持ち直す、という感じです。
2 (PopPhoto)の「最高レンジ内によく収まっていて」というのはどうでしょう。F16でかなり落ち、F22ではさらに落ちています。1の「向上しない」は回折無視で納得できる表現ですが、「収まっている」は違うでしょう。もしかすると、小さな絞りは無視したのでしょうかね。測っていなければこんな表現になるでしょう。


この手のHard的なテストというのは、PCのBenchMarkみたいなものなんですかね。解像度の様な客観的数値化がし易そうなものですらこれなんでは、ボケだのカリカリだの色乗りだのなんて誰が何を言っても全然当てにならない主観ってことなんでしょうか。なんだか、凄く残念な感じ・・・