だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

本邦において、原発廃止がたった18%な理由

基本的には、国民がと言うか有権者がと言うか一般民間人が、政府やマスコミに洗脳・マインドコントロールされているのが原因なんですが。
誤解というか認識不足というか、廃止と言わない/言えない理由は三つあると思います。

  1. 原発が止まると電力不足で酷いことになると思いこまされている。
  2. 原発の安全性が確保可能だと楽観的すぎる夢を見ている。
  3. 地球を汚染したと加害者であるという自覚がない。


まず1について。「原発が電力の3割」ってのが厳密には嘘です。実績として3割なんですが、その内訳は原発を限度に近い稼働率である七割稼働させ、その不足分を他の発電で補っているので3割になっている、というのが正解です。因みに、火発の稼働率は5割程度、水力は1〜2割です。原発を3割にするために他の発電は、特に火発は稼働率を下げている、ってのが正しい見方でしょう。これは電力会社の儲けのためですけどね。あぁ、核燃料税とか絡んでくるので、原発ゴロ達の取り分を大きくするためとも言えます。その原資は税金とか電気料金ってことなんでしょうけど。
仮に、原発を止めて、他の発電を現状の稼働率のままにすると、電気は7割になります。が、この7割ってのは江戸時代とか明治時代のレベルではありません。だいたい1988年とか1989年です。バブルとかその直前くらいでしょうか。十二分に文明的であり、現代そのものです。中世とか近代ではありません。江戸時代や明治時代に戻すことは不可能でしょうが、バブル黎明期に戻ることは不可能だとは思えませんね。しかも、戻る必要はないのです。省エネを進めなければならないのは今回の事故がなくても当然ですし、急場は火発や大口の輪番停電・操業時間シフトで凌いで、風力・太陽光・地熱等を急ピッチで拡大すれば良いんです。何度も書いてますが、これらは本邦の稼ぎに大きく貢献するでしょう。原油・LNG・石炭やウランを購入する必要がないのはもちろんのこと、壊れても放射性物質を撒き散らして地球を汚染する心配はありませんから。火発にしても風力にしても、仮に福島にあるのがどんな大事故を起こしても、大阪や北海道まで羽根が飛んでくとか爆風が及ぶなんてことは有り得ませんのでね。
2はあまりにも楽観的過ぎます。今よりも相対的に安全にはできるでしょう。より高い津波も考慮して、想定範囲内の津波にも対応できる様になるでしょう。でも、それを安全とは言いません。どうせお得意の「想定不適当」とか「想定外」ってことで済ますんでしょうね。「まさか、こんな事故が・・・」なんてセリフはもう要りません。福島から北海道や大阪まで影響与えているんですよ。ジャンボジェットが墜落したって400人程度しか被災しませんが、原発は桁が違いますよ。現状だって、半径100 kmは避難させなければならないレベルです。ざっと300万人ですよ。概ね一万倍。こんな惨事は、実質的な意味で起こしてはならないのです。ジャンボジェットが墜落して全員死亡するような大事故の一万分の一の確率でも許されないでしょう。原発の歴史は、端数切り上げで長く見積もっても60年。そして、スリーマイルを除いても既に致命的・破局的な事故がチェルノブイリフクシマで起きてます。全員が死亡するジャンボの事故は2万件もありますかね。さらに致命的なことに、商用炉で事故が起きると最適な対応は行われない、と言う事実が今回発覚したのです。その意味で間違いなく世界トップクラスの日本で、しかもその中でも間違いなく最上位の東電ですらダメだったのです。ましてや他の原発では・・・ これは哀しく厳しい現実です。誰が何をどう言い繕っても、この現実の前では無意味です。安全を確保するための唯一解は、原発は存在させない、なのです。
そして3。日本は地球を汚染した加害者なのです。政府や電力会社に騙された、といっても免罪されるわけではありません。
一般人は電気や景気などの恩恵を受けてます。しかし、原発ゴロや立地市町村民が享受しているアブク銭は桁が違います。そんな奴らを肥え太らせ続けるために騙されたままで良いのですか?