だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

デジタルカメラの功罪

デジカメの長所は、数え上げるのが面倒なくらい沢山あるでしょうが、個人的に重要だと思われる部分をリストアップしてみましょう。

  1. Filmを消費しない
  2. (ベタ焼きを含めて)Printせずに確認できる、選択してからPrintできる
  3. 一枚ごとに感度を変更できる
  4. 感度の自動設定ができる

1のおかげで、シャッターを切ることに対するハードルがもの凄く下がりましたね。結局、量産することになってしまい、2がなかったら(コストを含めた色んな意味で)酷い目に遭ってしまうところでした。
3は便利です。銀塩ではFilmを途中で交換することもできなくはないですが、手間がかかりすぎますし、歩留まりも悪いし、失敗も少なくありません。やはり、Filmと現像方法を決めたらその一本はそのまま取り切らないとだめでした。
4はデジカメの最大の武器だと思います。4と1だけでデジイチを購入したようなもんです。

  • 撮影結果をその場で確認できる

あるいは

  • 撮影する前に確認できる

なんでのもありますが、私はこんなことはやりませんので、敢えてリストから外しました。


反対に、私が感じている欠点もリストアップ。

  1. BodyがFilmまで包含してしまったので、実質的なBodyの耐用年数が極端に短くなった
  2. Filmを消費しないので、一枚入魂ができない
  3. 上記とあいまって、光学トリミングレンズではズーミングしながら何枚も撮ってしまう
  4. Bodyが分厚くなってしまった
  5. 等倍以上での確認(鑑賞ではない)が誰にでも簡単にできるようになってしまった
  6. 機材が高価になってしまった
  7. レンズが巨大になってしまった

1がデジイチの購入を長年躊躇ってきた第一の理由です。特に、実際に購入するまでは、画素数の増加が頻繁なように思っていましたので、行き着くところに行き着くまではと購入を控えてました。実際は、1200万もあれば必要十分だなぁ、と思います。トリミングはしませんのでね。今後も撮像素子の性能向上は続くのでしょうが、かなり買い換えスパンが長くなったように思います。機械的耐用年数に近づいたかな。
2, 3は個人の資質に帰する所が大きいのでしょう。
4はなんとかならないものか。内蔵ストロボ・ホットシューとあいまって、不細工極まりない。まぁ、見た目は趣味嗜好に依存しますので、この感覚を共有できなくてもいいですけど。
5のせいで6, 7になっちゃうんだと思います。銀塩の頃は、通常サービスサイズ、ごく希に六つ切りとかじゃなかったですかね。白黒ですら、四つ切り以上の半切とか全紙を使うのは極々限られた人達だったでしょうから。「大伸ばしにしてピークルーペで」なんてフレーズを理解できる人は、写真を趣味にしている方々のなかでもさほど多くはなかったでしょう。それが現状では、PCを使えば等倍以上の拡大だって簡単にできます。等倍にしておいて「周辺の収差が」なんてなんの意味があるんだか。そりゃぁ、周辺といえども収差が無く美しく結像している方がいいに決まってますが、程度問題でしょ。実際の鑑賞サイズでは意味をなさないような部分に拘っても、良いことはないと思います。高性能は高価格・巨大化とのトレードオフですので。
銀塩の頃から、高価な(結果として重厚長大になっちゃう)レンズに対する【信仰】というのはありましたね。光学トリミングレンズもそうですが、特に大口径レンズに対しては確実にありました。85/1.4や35/1.4に対して、安価で小型軽量な85/2.8や35/2.8が、安価と言うだけでその性能をまともに評価されなかったり。大口径の長所と(相対的)小口径の短所だけをあげつらって悦に入っている人達は掃いて捨てるほどおりましたね。ま、お好きにどうぞ、ってとこですけど。メーカーとしても、高価な方が利益も大きいのでしょう。有り難くない風潮が延々と続いています。


メーカーさんにお願いです。サイズ:A4, 鑑賞距離:1 mを基準にした小型軽量安価なレンズ群を発売していただきたい。24/2.8, 35/2(or 2.8), 85/2.8の三本だけでも結構です。お願いします。