ユーザーに対するメーカーの義務
「既にLensを所有しているユーザーに対するメーカーの義務」みたいなご意見を目にする度に、不思議な気持ちに囚われる。
そんなものあるのだろうか?
いや、有って欲しいとは思うが、現存する*1メーカーがそんなものを持っているとは思えない。彼らは自分達の都合のみで容赦なくユーザーを切り捨ててきた歴史を持っている。そんなことも知らないのか?
上記のような意見を最も頻繁に目にするのがFTマウントユーザー。OMマウントがどうなったのか知らないわけでもあるまいに。あんなことをしたメーカーがFTマウントユーザーのために何かすると思っている神経が信じられない。
次に、Aマウントユーザー。一眼レフカメラ市場に参入する時はコニミノといっしょにやる予定だった。それが突如コニミノが降りちゃったから致し方なくやっているのは誰の目にも明らかだろう。こんなことEマウントカメラへの力の入れようからも明らか。そして、そのAマウントだってSRマウントからの変更。つまりSRマウントを捨てているという実績があるのだ。
EFマウントだってFDマウントからの変更。おてあらいもあっさりFDマウントを捨て去っている。*2
KマウントもM42からの変更。M42マウントユーザーは切り捨て。
不変のFマウント、なんて言うけれど、これだって「一眼レフ用としては不変」ってだけの話。RF機からレフ機へ変わる時点でSマウントからFマウントに変更されている。*3Sマウントユーザーは切り捨てられたのだ。
要するに、技術革新にともなう営業戦略の変更に伴って、既存マウントユーザーは切り捨てられるものなのだ。そんな当然の事実さえ受け入れることが出来ないのなら、交換レンズを買うなんてことは止めた方がイイ。
遠くない将来、一眼レフはミラレスに主役の座を奪われる。その後の一眼レフは、現状のRF機や銀塩機程度の存在になる。ほぼ切り捨てられるということだ。レフからミラレスへのマウント変更のX-Dayは着々と近づいている。オリソはずるする引きずって無駄な体力を消耗している。ンニーも折角Eマウントを出したのに、一刻もはやく切り捨てるべき無駄マウントを切り捨てられないでいる。*4 ペソタは訳のわからんミラレスを出して自らの首を締めている。ニコンは意味のない「端歩」みたいなニコワンで誤魔化した。さて、無慈悲なキヤノソはいつその大鉈を振るうのか(いおすえむはその序章である)。楽しみではある。