だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

Speed Booster その2

昨日の続き。(Sonicさんへのレスも兼ねて。)


あのSampleは見ておりました。Speed Boosterは少し画角が狭くなりますので、そこを合わせてくれないと画質を見るまでもなく一目瞭然なのですが、あのサイズで比較する限りはあまり問題がないようですね。画像が色温度の低い夜景なので判り難いだけなのかも知れませんが、色被りも気にしなくて良いようです。色被りに関しては、後玉がAPSサイズより極端に大きいなんてことがないのが一般的でしょうから、元々問題はないですね。特に広角はAPSより小さい物が多いので、むしろテレセン性は良くなることでしょう。
但し、画質というか収差が良くなることは殆ど有り得ないでしょう。この4群4枚光学系が完全無収差で歪曲もない、なんて考えられません。が、仮に付加される収差等が無視できる範囲内だと仮定しても、界面が増えることに依る悪影響はありますし、それさえも無視したとしても最良で元のLensと同等が限界です。そして、これがユニバーサル光学系であることを考えれば、この最良解さえも望むべくもないものでしょう。
つまり、どれだけ素晴らしい物であったとしても、

  • 周辺減光
  • 口径食
  • 各収差
  • 歪曲
  • 解像力低下

は避けられません。問題は、これらが許容範囲であるか否か。そしてそれは価格と直結します。
US$599らしく、本邦では62,800円だそうで。これはMutarIとIIの間の価格。YC専用の、しかも対応Lensまで絞られた「最適化された」コンバーターと同程度の価格。私には許容できない価格ですね。電子接点込みでAF等に対応することに重きを置く方なら考慮に値するのかもしれませんが、MFなYC用としては有り得ません。
電子接点抜きなYC用が\20k未満なら考えなくもないですが w


追記
大事なことを書き忘れていました。
基本的な考え方としては、50/1.4がAPS機でも50/1.4(に類似した物)として扱えるようになる、ってことで良いと思います。が、実質は35/1.0のLensになるわけです。4群4枚の光学系を付加しただけで、口径比1.0の「高性能」Lensが一丁上がり、なんて有り得るんですかね。ないでしょう www