だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

Sony to launch a Full Frame Black and White sensor camera?

Sony to launch a Full Frame Black and White sensor camera?


モノクロ専用デジカメですか。
現状では、個人的興味はないですね。


モノクロ化する事でどんな利点があるでしょう。

  • カラーFilter不要
  • (ベイヤーなら)RGGBの4画素から合成する必要が無いので、エンジンの高速化あるいは簡素化

その結果として、

  1. 超高詳細画像
  2. さらなる高感度化

1は1画素をそのまま1ドットとして扱えるから。
2は、RGBのカラーFilterが不要になるので、Filterによる光のロス分だけ高感度になる。
光量としては3倍以上フォトダイオードに到達しそうです。*1
さらには、Noise成分のうち色Noiseがなくなり輝度Noizeのみになります。人の眼は色Noiseより輝度Noiseに敏感らしいのですが、片方がなくなるだけでもかなり許容ISOは上がると思われます。*2


ただし、

  1. OLPF
  2. IRCF

は外せません。
アナログ量をデジタル量に変換する際にLPFは必須だと考えてますので、OLPFは必須でしょう。OLPFを外して、撮像素子からの出力に「電子(気)的」LPFをかける手はあるのかもしれせん、興味ないですが。あるいは、高画素であるがゆえに、Lensそのものの解像力がOLPFの役割を果たすのでOLPFは外しても大丈夫かも知れません。
赤外線カットFilterは必須です。肉眼では感じない赤外線を感じてしまっては、見た目と異なる写真になってしまいます。モノクロFilmでポートレートを撮る際には、Filmの分光感度曲線を肉眼に合わせるため、短波長と長波長の両方を弱める緑のFilterをかけた方がよいのと似た理屈です。


となると、現状のカラー撮像素子で“十分な”感度が得られていることを勘案すれば、超高感度が要求される特殊な分野での利用に限られるような気がします。
その様な特殊な用途では、敢えてIRCFを外した方が良い場合も少なくないのかも知れません。

*1:RGBの3成分が均等に混じっているとして、それらのうち1つを取り出すと1/3。Filterの反射ロスが存在するので、その分の向上。Totalで4倍くらいになるのかな? 2段分ってことでしょうか。

*2:個人的には、高ISO(つまり暗い状況)におけるNoiseは「暗いんだからあって当たり前だろ」と思ってますので、いずれのNoiseも暗さの演出くらいにりか思いませんが www