だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

CP+ 2016: Nikon interview

www.dpreview.com

 

まぁ、面白いところだけ2点ほど抜き出し。

 

Q. Given how responsive the D5’s AF system is in terms of subject tracking, do you think that DSLRs will always have an advantage in this respect, compared to mirrorless?

A. Yes. We believe that there is an AF advantage, especially when it comes to tracking moving subjects at high speed.

 

Q. レフ機はミラレスに対して動体追尾における優位さを持っているか?

 

A. イエス、高速移動する被写体でのAFにおいては(レフ機が)有利であると思っている。

 

Q1. Will we see a professional level mirrorless camera from Nikon?

A1. We are willing to cater to the needs of customers by developing what is required by the market. We’re observing market trends very carefully, and while the DLSR market is in decline, we observe that the mirrorless market is not declining in the same way, so we’ll continue to watch the trends and cater to whatever needs we hear from our customers.

 

Q2. ニコンからプロレベルミラレスは出るのか?

 

A2. 私たちは、市場が必要とするものを開発することで顧客のニーズに応える。わたしたちは市場の動向をとても慎重に観察しており、レフ市場が下落している間、ミラレス市場は同じようには減少していないことを確認している。私たちはトレンドを見続けて、私たちの顧客からの要望を聞く必要があることは何でもに応える

 

もと記事ではQ1より先にQ2があるのですが、敢えて順序を逆にしました。

現状におけるミラレスに対する優位性は高速移動動体追尾に尽きるでしょう。

そして、そのニーズは(デジカメを購入するユーザー全体においては)ニッチなものに過ぎません。

そりゃぁ、どんなモノにでもAFがバッチリ働いてくれた方がイイでしょうが、そのために高額になったり重厚長大になったりする事は一般的には受け入れられません。

ニコソもWCも、売れ筋はエントリーレフ機です。

つまり、D3000系,D5000系やKiss, 二桁Dです。

これらのユーザーの大部分は、上述のように高速移動動体追尾にExtra Chargeを許してくれません。

それゆえ、あぷしーや135ミラレスはエントリーレフ機と完全にバッティングします。

(二個湾やいおすえむではなく)まともなあぷしー,135ミラレスをレフ機と同程度の価格でリリースすれば、その軽快さと小ささから売れ筋はそちらへ移ります。

高速連写機ではない高級(高価格)レフ機も喰われます。

 

これは時代の趨勢です。

QRMはないに越したことはない邪魔者です。

デジタル化し、撮像素子からの出力を(OVFではなく)観測できるようになり、QRMの存在意義は一気に薄れました。

現状では、ほぼ高速移動動体追尾AFのみです。

ニコン(とWC)は、どのタイミングでミラレス化するのが(経営上)最も好ましいかを慎重にみきわめているのでしょう。