だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

85 mm

85 mmというLensには特別な思い入れがあるのである。


何度も書いているが、銀塩時代は24/2.8と105/2.5が殆どだった。それ以外は20, 28, 35, 50, 135と父親のがあったが、それぞれ何度か試した程度。


だが実は、105/2.5ではなく85/2が欲しかったのだ。正直なところ、105 mmはちと長い。また、105/2.5と言うのはやたらと重いのである。85/2なら100 g以上軽いのだ。が、開放が甘すぎて終わってる85/2に対し、銘玉の誉れ高い(?)105/2.5。重さを許容して105/2.5を選択はしたが、85/2にすれば良かったと繰り返し繰り返し痛感させられたのである。


さて、NIKONに加えCONTAXを買い増したわけだが、ここでもでかくて重い85/1.4を選択してしまった。憧れの85 mmである。当然、Sonnar 85/2.8という選択肢も有り得たのであるが、Planar 85/1.4が欲しくてマウントを増やしたので、当時その選択肢はなかった。また、両方というのも選択できなかった。なにしろ、25/2.8は必須Lensなので、
Body + 85/1.4 + 25/2.8 = 既に限界越え
という絶対な方程式が存在したのだ。なにしろ、CONTAXのLensは高い。NIKONだって高かったのに、さらに遙か上を行く。
因みに、京セラに今も残る当時のカタログをDLして価格を確認すると、
RX : 160,000円
25/2.8 MM: 85,000円
85/1.4 MM: 109,000円
AF化されデジタル化された現在なら、普通の値段に感じるが、よくもまぁという価格である。多少の値引きはあったのかも知れないが、ほぼ定価で購入したような記憶がある。いや、完全に定価だったのかも知れない。勿論、新品である。フィルターもProtectorと偏光フィルターを両方のサイズ、そしてGreenを85/1.4用に買った。これらもCONTAX謹製であった。相当な出費。
このダメージはかなり大きかった。他のLensも欲しいと重いながら、使用頻度は25と85でほぼ100%になることは明白だったこともあり、なかなか購入に踏み切れなかった。
実は、Bodyも買い増ししたかった。Lensがたったの2本であることと、S2の巻き上げ感触が有り得ないレベルの劣悪さだったので思いとどまった。S2の巻き上げがNikomatレベルだったら、絶対に購入していただろう。或いは、価格が4 - 5万だったら。現実には、定価が15万なのだ。15万も出してあの劣悪な巻き上げ感触なんか許容できるわけがない。正直言って、S2を買う方々の感覚は信じられない。


話がずれてしまった。
85/1.4等を購入したダメージが大きく、また他の焦点距離も25しか無い状況では、85/2.8を追加するということは有り得なかった。少なくとも、35/2.8や45/2.8よりはプライオリティは低かった。
因みに、35/2.8は46,000円で45/2.8は37,000円、85/2.8は5万台だったようだ。
にしても、CONTAX高ぇ。


で、憧れのPlanar 85/1.4はどうだったかと言うと、実はさほど使用頻度は高くなかった。主に25/2.8を使っていた。重いの重くないのってことではなく、私の撮影スタイルが殆ど24 or 25に特化していたのだ。そーゆー奴だったのである。しかも、Lensは絞ってなんぼ、といいつつも手ブレを避けるために開放で使うことが非常に多かった。ただ、スプリットイメージでFocusしていたためなのか、世間で言われるほどピントが思ったところに来ないと感じてはいなかった。いや、そーゆーシビアな使い方をあまりしていなかったからかもしれない。