TVでの取り上げ方をみていると、問題点をきちんと把握していない様なので心配になってきますね。『事故の規模』(何名の死傷者が出たか)とか『事故の原因』(減肉とか、何故減肉が起こったかとか)ばかりに注目が集まってます。でも、違うんですよ。
原発系って、理不尽なまでに厳しい法律で雁字搦めなんですよ。さらに、些細なことでもヒステリックな糾弾をマスコミや素人から受けてしまうので、各会社・組織も細心の注意を払って運用しているんですよ。
にも関わらず、マヌケなケアレスミスが起こってしまうんです。
これは『人類(or 民族)としての能力の限界』なのカモしれないと思うようになってきました。【より詳細なマニュアルの作成】とか【さらに徹底した管理】って感じの対応策がとられることになると予想されますが、無駄でしょう。防げません。同様な『ナメんなよ、( ゜Д゜)ゴルァ！』的なマヌケミスが起こり続けます。「JOCの事故」の様な問題は、知識 or 教育で防ぐことが可能だと今でも思っています。しかし、「六カ所の核燃再処理施設における杜撰な工事」とか「今回の事故」は防げません。
あの様な施設において、エロージョンに注意しなければならないってのは常識です。原発関係者で知らない人はモグリだと思います。でも、起こってしまいました。
きっと、人間ってのはそんな程度の能力しか持ち合わせていないのでしょう。誠に残念ではありますが、原発は全面廃止の方向で行くしか無いようです。
