だ・か・らっ、Dia“l”yだってばさ!

これは『戯れ言』です。また、“Diary”ではなく“Dialy”です。つまり、日記に似て非なるものです。 所謂『日記』ではありません。お間違えの無いようお願いします。(^^;A

D800とE

(Lens Test中ですが、ちょっと一休み)


ここにD800とD800EのOLPFに関する違いの図があった。
撮像素子の前に3枚の光学素子があり、D800では一枚目で水平に光を分離、二枚目(赤外線Cut?)を通過した後に三枚目で垂直に光を分離しているようだ。これが普通か? それに対しD800Eでは、一枚目で垂直に分離し、三枚目でそれを元に戻しているらしい。


EはOLPFを抜いているわけではなく、その効果をキャンセルしているだけだと。単純に抜いてしまうと光路長の差が出てしまい(?)、そのための再設計ではコストがかかりすぎるのだそうだ。ま、ありそうな話ではあるが、これだけ売れるんなら十分可能だったんじゃね? ソースは忘れたが、1 : 1程度の数だそうだけど。
ま、それはそれとして。OLPFを抜くだけならその分の価格低下が見込めたわけだが、実際には(抜いていないので)、価格が下がるどころか逆に跳ね上がっている。これには納得いかない。抜いた水平分離用Filterとその代わりに入れた(三枚目とは逆方向に分離する)垂直分離用Filterの差額が5万円もあるというのか。ここはメーカーの良心として同価格にすべきであったと思う。
さらに言えば、無印とEがほぼ同数売れているらしいというのが真であるとして、膨大なバックオーダーを抱えてしまうほど売れているのだ。その半数のために設計をし直したとしてもコストアップは防げたのではないか。予定(予想)を遙かに上回る注文数であるからこそのバックオーダーだろう。予定通りでこのバックオーダーは有り得ない。そんなやくざな企業ではないはずだ。それに、その効果がキャンセルされているとしても、そこにOLPFが二枚存在しているのだ。全ての波長・あらゆる入射角に対して反射率がゼロであるわけはない。間違いなく悪さをしているはず。そんなものない方がイイに決まっている。
ニコンは二枚のOLPFを抜き去った機種をD801なりD810なりとしてリリースすべきだ。当然のこととして、D800Eは勿論のこと、D800よりも安く。


これを書いた後にここにもっと詳細な違いの説明図があった。
撮像素子直前のFilterは三枚構成、というか三群四枚構成と言うべきか、であるらしい。
D800が、
ローパスFilter1 - 波長板と赤外吸収Filter - ローパスFilter2
であるのに対し、800Eは、
ローパスFilter1 - 光学ガラス板と赤外吸収Filter - ローパスFilter2
となっている。ますますD800Eの価格がD800を上回る理由が見当たらない。製造工程の手間は同じなはずだ。とすれば、波長板と光学ガラス板の価格差のみ。まさか波長板より光学ガラス板が高価なわけはない。ましてや、「ふぃふてぃーさうざんどじゃぱにーずいぇえん」も高価だなどと誰が信じられるというのだろう。最悪でも同価格。まともなら多少はD800Eの方が安い、ってのが正しいだろう。


今んとこNikon 135機の購入予定はないが、買うとしたらD800Eだろうな。で、当然十分に価格が熟れた後になるが、その場合でも無印よりEが高ければ納得は出来ない。
と言うことで、D800系を買わないことの言い訳でした w